踝に電流が流れたような痛みがあったのが完全に消えた。
シャワーを浴びた。
看護師が、手術した足を保護するためにビニール袋で包みテーピングをしてくれる。
今日まで数人の看護師がそれをやってくれたが、やり方も出来上がりもそれぞれ。
「これで大丈夫かよ」と思えるものもあった。
そんな看護師の中で他と違う看護師がいた。
手際よく処置をし、仕上がりも綺麗だ。
彼女の顔を見たがマスクをしているから、どんな顔をしているのかわからない。
だけどなぜか親しみを感じるのだ。
今日その意味がわかった。
俺は気づかなかったけれど、その看護師は何年か前に入院した時に世話になった人だったことが彼女の話でわかった。
だからか、あの感覚は。
不思議に思った。
担当医ではない医者2人が回診に来た。
1人は若い女医。間近で見たけれど綺麗な人だった。今は綺麗な女医をよく見かけるようになった。いいことだ。